クレッシェンドラヴとシーザライトが同日に出走するということで、福島競馬場へ。想定段階ではターファイトのドゥドゥドゥとプラクティスも同日の福島競馬場で出走する可能性があったんですが、そちらは日曜日に回ったため、2頭の応援に行ってまいりました。
日差しが強く、駅前の温度計が午前中の段階で30℃オーバーに。
デビューを迎える2歳馬にとっては過酷と言える環境だったと思います。
昼休みを挟んで、シーザライトがデビュー戦のパドックに姿を表しました。
サイズ感は、5月の牧場でみた印象のままですが、その時より太く見えました。
ジョイナスファームで開催された展示会時に比べると、ぼってりした印象ですね。まだまだ絞れそうな雰囲気にも。調教時計が中々詰まってこないのもこのあたりに起因するのかもしれません。
パドックでは終始落ち着いて周回していましたが、
前向きさといった点では物足りないような印象を受けました。
終始このような表情。ジョッキーが跨ってくれば変わるかなと期待を持ったんですが、あまり変わらずというところで。
ボーっとしている表情ですね。国枝調教師が言っていた
「目覚めるのを待つ」というのはこういったところなんでしょうか。
ジョッキーが騎乗しても、テンションが上がるとか適度に気合が乗るという事もなく、最終周回を終えて本馬場へ。
本馬場入場後キャンターにおろしても、その表情に変化はありませんでした。
レースでは良いスタートから前々へ行こうとしますが中団へ。ゲートの速さは確認できましたが、前進気勢がまだまだ無いという感じでしょうか。
レースでも優しい目をしています。
ムキになっていないのはとても良いことですが。
1000m通過が66秒ジャストというゆったりした流れから3コーナーあたりからペースが上がりますが、シーザライトはついていくことが出来ず、そのまま直線へ。最期は後方から脚を伸ばした馬にも交わされてしまい、12着でデビュー戦を終えました。
血統的にウェルシュステラ産駒は新馬戦デビューウインを飾ったのはステラリードのみで、その他の馬は新馬戦では皆着外という結果になっておりましたので。ある程度この結果は覚悟していましたが、まったく競馬に参加できなかったはレトロクラシック以来ですかね。その後レトロクラシックに関しては天栄で仕切り直しを行い、秋に復帰してコンスタントに4戦使って翌年1月に初勝利を挙げました。
シーザライトについても、一度仕切り直しをしたほうが良いかなぁと。
パドックで見た太めの馬体を絞ったり、走る気を持たすために色々やったほうがいいと感じました。暫くは立て直しの休養になりそうですし、一旦リセットする意味も含めて鍛え直しに取り組んで貰えればなぁと感じます。どちらかと言うと晩成タイプだと思っていますので、まずはしっかりと下地からじっくりと作り直してほしいものです。